【関係者資料付】サンストリート跡地の真相(2015.12現在)
- 2015/12/23
さまざまな噂が飛び交っていた、サンストリート亀戸の撤退、閉鎖ですが、
2015年11月30日付で、サンストリート亀戸からオフィシャルの「閉館のお知らせ」が発表されたことで、
2016年3月の閉館、という事実が確定しました。
I Love 亀戸でも、サンストリート亀戸の閉鎖については、
これまでも検証(『サンストリート閉鎖が囁かれる10の理由』)を行ってきましたが、
閉鎖という、残念な事実は確定として、ピリオドが打たる結果となりました。
亀戸が誇る、大型ショッピングモールの撤退は、悲しくもありますすが、
住人、亀戸ッ子としての次の興味は、
「じゃぁ、跡地はどうなるの?」
となるのは、下町気質の性なワケです。
「(仮称)亀戸6丁目プロジェクト」として始動
サンストリート亀戸跡地は、ご存知の通り、亀戸でも指折りの大規模プロジェクトとなります。
そのため、地元住人への説明も必要となります。
すでに、地元町会(亀戸6丁目東町会<通称:ろくとう>)への説明会が開催され、
計画についての説明が行われました。

サンストリート亀戸再開発資料01
説明会で配布された資料によれば、
サンストリート亀戸跡地計画は「(仮称)亀戸六丁目プロジェクト」として計画、進行します。
資料から読み取れる、注目すべき点は、以下の通りです。
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跡地の用途は商業地区、容積率は600%
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東京都指定の再開発地域
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現在のサンストリート亀戸は全面的に立て替え
注目すべきは、2.東京都指定の再開発地域という点です。
元来、亀戸は隣町の錦糸町とともに、
東京都の7エリアの副都心計画(新宿、池袋、渋谷、上野・浅草、大崎臨海、そして「錦糸町・亀戸」)のひとつです。
しかしながら、その開発は他エリアに比べ、遅れているのは周知の事実で、
錦糸町のオリナス・錦糸公園の開発が唯一といったところで、亀戸に関しては、目に見える開発はなかったように感じられます。

出典:Avenue 錦糸町オリナス周辺の再開発の様子
そうしたなかで、立ち上がった亀戸における再開発計画、という点は注目です。
テーマは 「CITY IN THE GREEN」
説明会資料によれば、
キーワードとして標榜されているのは、「GREEN」です。
脇の亀戸緑道公園との連帯や、駅前における緑化に重きをおいた施設計画となるようです。

サンストリート亀戸再開発資料02
完成は2021年か!?
資料によれば、住宅入居(=完成)は2021年とされている。
とはいえ、6カ年計画。
今後の申請や、計画のいかんで、前後するであろうが、
2016年3月のサンストリート閉館から、すくなくとも5年間は、
サンストリート亀戸にしかなかった、玩具やDVDレンタルには不自由するだろう。

出典:東京生活.com
全貌はコレだ! モール×1+タワーマンション×2
あくまで現状の計画上の話ではあるが、
「(仮称)亀戸六丁目プロジェクト」の青写真がこちら。

サンストリート亀戸再開発資料03
京葉道路沿いに、”地上5階程度”の商業棟、つまりショッピングモール、
そして、敷地内南側に住宅が2棟配されている。
総戸数、2000戸、階数は60階。
まさにツインタワーの計画だ。
容積率600%とはいえ、高層タワーを実現すべく、
公園を含む緑地として、建物のない敷地が豊富に確保されている点も注目すべき点だろう。
また、駅から敷地へは、歩行者用デッキが計画されている。
現時点での考察
再開発は街を成長させる。
住人が増え、商業が活性化する。
5階建のショッピングモールといえば、
豊洲や越谷、幕張で名前を聞く大型資本のモールであることは、想像に難しくない。
となれば、亀戸への他エリアからの人の流入も期待できるだろう。
一方で、
住人目線としては、
2000戸の増加に伴う、車輌・駐車場の問題や、
保育園、学校の受け入れ問題、
メガモールの参入に伴う地元商店への影響などが懸念される。
しかしながら、時代の変化と、それに伴う街の変化は避けては通れないだろう。
亀戸も少しずつ変わってきているなかで、今回のトピックが登場した。
この変化を後ろ向きに捉えるか、
新たな亀戸の夜明けとして捉えるか、
亀戸ッ子としての資質を問われる局面にあるようにも思えるのである。
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