シェアサイクルをご存知でしょうか?
街中にあるポートと呼ばれる無人の駐輪場で自転車を借りて、
行き先のポートで乗り捨てるも良し、
元のポートで返却しても良いという便利なシステムです。
現在東京都ではドコモが旗振り役となり、
9つの区でシェアサイクルの運用が進んでいます。
江東区のシェアサイクル事情は?
もちろん、江東区も。
しかしその名称が「江東区臨海部(豊洲・お台場)コミュニティサイクル」であると知った時、
亀戸民としては嫌な予感がしました。
そう、江東区が設置するポートは、そのほとんどが臨海部に集中していたのです。
上の自転車マークがポートです。
(あえて亀戸は省きましたが)お台場、豊洲、門前仲町、木場あたりには点在しているポートが、
北上するにつれて数が減り、大島界隈に至っては不毛地帯なのです(執筆時点)。
亀戸のポートは?
さて、気になるのは亀戸のポートですよね。
江東区がシェアサイクルの実証実験を始めたのは2014年11月。
そして、記念すべき亀戸初のポートができたのは3年後の2017年9月だったのです。
3年待ちました。亀戸民は3年待ちました。
そのポートこそ、「H1-67.セブン-イレブン 江東亀戸9丁目店」です。
通し番号からも分かる通り、区内で67番目のポートだったわけですね。
やはり、臨海部からポート設置を進めてきたことがわかります。
(愚痴っても仕方ないので、話を進めます!)
亀戸第一号となったポートがこちら。
9丁目のセブンイレブンですね。
日商岩井マンションから京葉道路に出る角の、あのセブンです。
これで亀戸ッ子にもシェアサイクル文化が! と思ったのですが、
待てど暮らせど亀戸にポートが増えない。。。
(愚痴っても仕方ないので、話を進めます!)
シェアサイクルの典型的な使い方は、
駅や主要拠点のポートで借りて、散策に使ったり、別の駅やスポットを訪ねるために使うもの。
9丁目にぽつんと1つあっても、亀戸駅で乗り捨て電車に乗ることも、
亀戸天神社へ参拝にいくこともできないわけです。
当然のことながら、9丁目界隈に住まわれている方にとっては、
日々の買い物や平井方面への用事などに活用できていたかと思いますが、
オール亀戸の観点からは、やはり肩透かしだったワケです。
で、なんで”亀戸シェアサイクル元年”なの?
と、ところがです!
ここにきて、亀戸に続々とポートが新設されているんです!
2018年7月に「H1-85.アルテシモ ディオ」、そして2018年11月には「H1-91.亀戸駅北口第三自転車駐車場」、「H1-92.亀戸駅東口第二自転車駐車場」と一挙に二箇所が加わり、
亀戸のポート数は4つとなりました。
で、アルテシモ ディオってどこやねん!
ですよね。では、具体的にポートの場所を確認していきましょう。
[9丁目]H1-67.セブン-イレブン 江東亀戸9丁目店
すでに触れた通り、亀戸第一号のポートがこちらです。
この日はちょっと寂しい雰囲気ですが、ラック数(自転車を停めるスタンド)は8つです。
自転車がはけているということは利用されているという証拠でしょう。
[5丁目] H1-85.アルテシモ ディオ
■住所:江東区亀戸5-7-1 ■ラック数:11
「アルテシモ ディオ」とは物件名のことなんですね。
マンション駐輪場の一部をシェアサイクルに提供するというスタイルも定着しつつあるようです。
場所は5丁目、『東京担々麺 ゴマ哲』の向いと言うとわかりやすいでしょうか?
亀戸駅北口から線路沿いの道路を平井方面に向かい、『蒙古タンメン中本』の手前を左折したところです。
または、『蒙古タンメン中本』の角を左折し、ディスカウント『大黒屋』の路地を入る方法もあります。
[1丁目] H1-91.亀戸駅北口第三自転車駐車場
ここからは真新しい2つのポートの紹介です。
まずは1丁目の駐輪場から。
■住所:東京都江東区亀戸1-41-2 ■ラック数:18
うなぎの『㐂はら』の向かいですね。
[5丁目]H1-92.亀戸駅東口第二自転車駐車場
■住所:東京都江東区亀戸5-1 ■ラック数:15
ここはわかりやすいですね。亀戸駅東口から出て左折、総武線の線路を潜るトンネルを抜けた先、踏切手前の駐輪場です。
※亀戸駅の敷地内であるため、地図表示が駅を指し示すため、地図は割愛します。
亀戸的シェアサイクルの活用法
さて、ポートの場所を知っていただいたうえで、実際にどう”使える”か、という話に移りましょう。
I Love 亀戸は以下の点でシェアサイクルはお得で、価値があると考えます。
・<大前提>運動になりカラダに良い
・バスのアクセスが悪い、本数が少ない区内の移動に適する
・出先からスムーズな交通手段がないときの秘策
カラダに良い?
「江東区臨海部コミュニティサイクル」を含むドコモバイクシェアではブリヂストン製の電動自転車を採用しています。
電動であるため、普段乗りの自転車では辛距離もラクラクと移動することが可能です。
中長距離を自転車で移動し、適度にカラダを動かす。これってとても健康的だと思うのです。
バスのアクセスが悪いところへの移動に便利?
江東区は南北の移動インフラが弱いことは周知の通りです。
特に江東区の北端、亀戸の住人にとっては、臨海部への移動には頭を悩ませること多々。
そんな時にシェアサイクル! なのです!
たとえば豊洲への移動を例にとってみましょう。
お伝えした通り、このプロジェクトは臨海部に注力して進めてきたものなので、
豊洲エリアのポートは充実しています。
ららぽーと豊洲へ買い物に、WILD MAGICでのBBQに、チームラボ プラネッツ TOKYOを観に。。。
最寄りのポートで乗り捨てられるため、駐輪場探しの手間は省けます。
そして、
バス移動であれば乗り換えが必要となり、運賃は片道だけでも210円×2で420円。
シェアサイクルを利用すれば、30分であれば162円(以後30分おきに108円の課金)で済みます。
バスの時刻表に左右されずに、自由な時間に、街を楽しみながらサイクリングしながら目的地に到着するふ。
これぞシェアサイクル活用の醍醐味でしょう。
出先からの”最後の手段”として?
これを推奨するのもどうかと思いますが、
出先で終電がなくなったり、電車が動かなくなった時にも威力を発揮するのがシェアサイクルです。
現在、東京9区で運用が始まっていますが、
この9区では、行政区を跨いでのレンタル&返却が可能なんです。
つまり、
秋葉原で電車が止まった! どうしよう!
神田で終電逃した! 参った!
そんな時に、亀戸へ帰る手段、それがシェアサイクルなのです!
そんなん、レアケースでしょ! と思われるかも知れませんが、
リアルなケースとしては、休日のみ運行の都バス「急行05」でお台場へ出かけた場合。
この急行05は終バスが早いことでも有名(「パレットタウン前」では20:34が終バス)。
行きは急行05で、帰りは終バスを気にせずコミュニティサイクルで亀戸へ。これが可能になったのです
シェアサイクルを借りる時に注意すべきことは?
シェアサイクルの登録は実にカンタンです。
そして、ポートで自転車をピックアップするのも、返却も操作はシンプル。
利用方法についての詳細はコチラをご参照ください。
ただし、今回のレポートを書くにあたり実際にシェアサイクルを使ってみて気付いた注意点をお伝えしておきます。
それは
利用前に充電残量の確認を!
です。
シェアサイクルは電動自転車であることは前述の通りですが、
その充電残量は、利用状況により1台1台異なるのです。
残量が少なければ、道中で充電切れとなる可能性も。
充電が切れても漕げば進みますが、重たい自転車と化してしまいます。
折角の”電動”を活用するためにも、
利用前に、リモコン部分にある電源を押して、
ポート内で最も充電残量が多い自転車を選ぶことをオススメします。
結論!
長々と綴りましたが、
こうして亀戸にポートが増えていくことは嬉しい限りです。
亀戸内を移動するだけでも便利ですし、
区外のポート場所をチェックしてみれば、職場や行きつけのスポットへの移動手段として、アナタらしい利用方法に気付くかも知れません。
まずは使ってみて、その手軽さを体感されてみてはどうでしょう。